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函館記念 回顧
こんにちは、競馬リポート管理人の田中です。

今夜、日付が変わった午前2時からはワールドカップの日本VSブラジル。

世界屈指の強豪を相手に、日本がどこまで食らいつけるのか。 勝負事に絶対はない。 格上相手でも、流れを読み、勝負どころで仕掛け切れば、結果は大きく変わる。

それは競馬も同じです。

今回の函館記念で、その勝負の本質を見せてくれたのが、10番人気ファウストラーゼンでした。

■最終追い切り唯一の【評価S】が10番人気で激走

今回、最終追い切り診断で唯一【評価S】に指名したのがファウストラーゼン。

人気はまさかの10番人気。

しかし、追い切り内容から見えた気配、動きの質、仕上がりの良さは、人気以上に評価できるものでした。

そして本番では、その評価通りの激走。 10番人気という低評価を覆し、堂々の1着。

これは単なる穴馬の激走ではありません。 最終追い切りで状態の良さを見抜き、唯一の【評価S】として強く推した馬が、そのまま重賞を勝ち切ったという非常に大きな結果です。

■レース展開

レースはケイアイセナが先手を奪う形。 函館芝2000mらしく、早めに動ける機動力と、勝負どころで脚を使い切れる持続力が問われる流れになりました。

ファウストラーゼンは道中でじっくり脚を溜め、3コーナーから4コーナーにかけて一気に進出。 小回り函館で最も重要な勝負どころを逃さず、早めに前へ取りついた判断が勝利を引き寄せました。

直線ではケリフレッドアスク、ピースワンデュックらの追撃を受けましたが、最後まで脚色は鈍らず。 ゴール前の競り合いを制し、重賞2勝目を飾りました。

■1着 ファウストラーゼン
ファウストラーゼン

10番人気ながら、最終追い切り唯一の【評価S】にふさわしい走りを披露しました。

特に評価したいのは、道中の位置取りではなく、勝負どころで一気に動けた点。 函館記念は直線だけの瞬発力勝負ではなく、3コーナー過ぎから長く脚を使えるかが重要になります。

ファウストラーゼンはその適性を存分に発揮。 追い切りで見せていた前向きさ、反応の良さ、最後まで脚を使い切る姿勢が、そのままレース内容に直結しました。

人気薄での勝利ではありますが、内容は決してフロックではありません。 状態面を重視すれば十分に拾えた1頭であり、最終追い切り診断の重要性を改めて証明する結果となりました。

■2着 ケリフレッドアスク
ケリフレッドアスク

7番人気で2着に好走。 中団から脚を伸ばし、勝ち馬に迫る内容は高く評価できます。

勝ち馬に早めに動かれる展開の中でも、最後までしっかり脚を使えていた点は収穫。 洋芝適性、持続力、立ち回りの上手さを示した一戦でした。

今回は勝ち馬の仕掛けと勢いが一枚上でしたが、この馬自身も重賞で通用する力を見せています。 次走以降も条件次第で警戒が必要です。

■3着 ピースワンデュック
ピースワンデュック

9番人気ながら3着に入り、波乱決着を演出しました。

人気はありませんでしたが、函館の小回りでロスなく運び、最後まで粘り強く脚を使った内容は見逃せません。

上位3頭がいずれも人気薄という結果になりましたが、単純な荒れ方ではなく、洋芝適性と仕掛けどころが結果に直結したレースでした。

■4着以下の注目馬

今回の函館記念は、人気馬にとって決して楽な展開ではありませんでした。

函館芝2000mは、直線だけで差し切るには限界があるコース。 道中で動けなかった馬、勝負どころで反応が遅れた馬は、最後に脚を使っても届き切れませんでした。

その一方で、早めに動いて押し切ったファウストラーゼン、外から迫ったケリフレッドアスク、しぶとく残したピースワンデュックは、いずれもこの舞台に必要な持続力を見せています。

人気や実績だけではなく、今の状態、コース適性、勝負どころで動ける脚。 この3点が結果を大きく左右した一戦でした。

■レース総括

今年の函館記念は、10番人気ファウストラーゼンの勝利で大波乱の決着となりました。

ただし、最終追い切り診断で唯一【評価S】に指名していた立場からすれば、今回の勝利は決して偶然ではありません。

人気は低くても、状態が良い馬は走る。 追い切りで明らかに動けている馬は、人気以上の結果を出す。

そのことを、ファウストラーゼンが函館記念という重賞の舞台で証明してくれました。

10番人気1着。 最終追い切り唯一の【評価S】。

この結果は、今後の重賞予想においても非常に大きな意味を持ちます。

■今後の展望

ファウストラーゼンは今回の勝利で重賞2勝目。 今後も小回り、洋芝、持続力勝負の舞台では引き続き注目が必要です。

一方で、ケリフレッドアスク、ピースワンデュックも人気以上の走りを見せており、次走で人気が上がりすぎなければ再度狙える存在です。

函館記念は荒れたレースでしたが、荒れた理由はしっかりあります。 その理由を追い切り、展開、適性から拾えるかどうか。 ここが重賞攻略の分かれ目です。

■次週以降の注目

今回の函館記念で、改めて最終追い切りの重要性が明確になりました。

人気だけを見ていては、10番人気ファウストラーゼンの勝利は拾えません。

しかし、状態を見れば買える材料はありました。

今後も競馬リポートでは、人気やオッズに惑わされず、最終追い切りから本当に狙える馬を見極めていきます。

今回のように、人気の盲点にいる状態抜群の1頭を見逃さないこと。 それが重賞で大きな回収を狙うための近道です。

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