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★ミリタリータトゥー
6月27日・小倉3レース 3歳未勝利 芝1800m
■6番人気・1着■ メンバーレベルには恵まれた感があったが、既走馬相手のデビュー戦で素晴らしい走りを披露し初陣を飾った。16頭のフルゲートながら近3走で馬券内の好走歴がある馬は3頭とやや低レベルの未勝利戦。同じく初陣であった血統馬ミッキーテネシーの末脚も目立っていたが、内枠から西塚騎手の好エスコートに応え快勝したミリタリータトゥーを取り上げる。約1ヵ月の栗東調整では坂路で軽めの内容が続き、ゲートの遅さを含め負荷を掛けた追い切りが不足気味であったが、最終追い切りではウッド5F66.8-22.7-11.3秒と一杯に追われて好時計をマークしており、500キロ超の迫力あるフットワークは素質を感じさせていた。厩舎サイドの「操縦性が良く距離は問題ない。経験馬相手でも」と期待通りの走りで好時計をマークして初陣を飾っている。ゲートは互角に出たが行き脚が付かず促されながら何とか中団を確保。内々で終始揉まれ向こう正面では前の馬が下げた影響で馬順を下げるロスはあったが、落ち着いた走りで無理のない追走力を発揮し流れに乗っていた。1000m通過が1分0秒1とある程度流れていたが、後半は11秒台後半が5F続く小回りコースらしい持続力戦となった。ペースが上がった3コーナーから鞍上の手は動いており最内から厳しい立ち回りとなっていたが、馬群を捌きながら上昇し4コーナーでは馬群の切れ目から外に持ち出し勢いを付けて直線を迎える。前を行く5頭の外から追い出されるとジリジリと差を詰め、残り100mで先団に並びかけてから一気に突き抜け、ゴール前は抑える余裕を見せて快勝した。後半1000mが58.8秒と速くなったなか、馬群を捌きながら上昇し直線で突き抜ける好内容であった。上り34.4秒は優秀で走破時計も馬場が回復した翌日の1勝クラスを僅かに上回っており、まだ上を目指せるポテンシャルを秘めているのは確かだ。大型馬で上積みも期待でき次走の1勝クラスでも十分勝負になる。
★ラッキースパークル
6月28日・福島5レース 2歳新馬 芝1800m
■2番人気・3着■ 大阪杯でクロノジェネシスを退けるなどGⅠ・4勝馬ラッキーライラックの初仔で、エピファネイア産駒の超良血馬が注目のデビュー戦を迎えた。3着に敗れてしまったが気性面の課題と直線での大きな不利が敗因で、素質馬らしい高いポテンシャルは見せていた。デビュー前の追い切りでは好時計を多数マークしていたが、「行きたがる面があるので、我慢させる追い切りを重ねてきた」と管理する松永幹師がコメントするように気性面の不安が残っており、好調教を繰り返していた同じくサンデーレーシングの所有馬に1番人気は譲ったものの、2番人気に推され将来性を含めて注目の初陣となった。好スタートを切るも鞍上の戸崎騎手は気性を考慮して控え、先行集団後方のインで折り合いに専念する。手綱を短く持ち行きたがる馬を懸命に我慢させながらの追走も、終始馬群に包まれる形で何とか脚を溜める事に成功していた。4コーナーに入っても抜群の手応えで仕掛けを我慢し、直線に入ると馬群の真ん中を突くも前横に馬がいて十分な進路がなく、外の馬と接触しながら追い出されたが、前に壁ができており頭を上げて手綱を絞るシーンが。立て直して何とか3着は確保したがゴール前は全く追うことが出来ず不完全燃焼の惜敗で、ラスト12.4-11.7秒と加速したラップでの大きな不利は致命的であった。気性面を考慮して折り合いに専念するために馬群に入れた追走がラストに仇となった印象で、高いポテンシャルは見せており決して悲観する敗戦ではない。パドックでも落ち着かないなど気性面の成長は課題として残るが、ガス抜きされた次走でスムーズに立ち回れれば本領発揮の走りに期待できそうだ。
★ケリフレッドアスク
6月28日・函館11レース 函館記念(GⅢ) 3歳以上オープン 芝2000m
■7番人気・2着■ 小林美駒騎手の重賞初制覇となった函館記念。そのファウストラーゼンの直線での斜行で大きな不利を受け2着に惜敗してしまったが、以前次回狙える馬で取り上げたケリフレッドアスクが適舞台に戻って好内容の走りを披露した。紫苑Sを逃げ切りで制して上級重賞路線を歩むも結果が出ず、休養から復帰した初戦の中山牝馬Sで出遅れながら末脚を伸ばした走りから脚質転換を図って再浮上を目指した。上り2位を続けてマークして挑んだ前走のGⅠヴィクトリアマイルでも展開不利ながら上り32.9秒の最速で0.5秒差までに善戦し、福島記念で0.3秒差4着に好走した時に今後狙える馬として取り上げた脚質転換が躍進を導く雰囲気にあった。今回は適距離の2000mに戻り得意の小回りコースと期待していたが、斤量には恵まれたが紅一点の立場で牡馬相手に7番人気の低評価となっていた。今回は近走目立っていた出遅れもなく、前走でマイル戦を経験したことから行き脚もスムーズで無理なく中団を確保する。パドックでは気負いを見せていたが、レースでは我慢が利いて初騎乗の北村友騎手との呼吸がピタリと付き十分な折り合い。平均的なピッチが続いた中盤も終始中団外目を余裕十分に追走し、3コーナー過ぎから動き出したファウストラーゼンに合わせて各馬動き出したものの、ワンテンポ遅らせて4コーナーから追い上げを開始する。大外を回りながら先に仕掛けた各馬を抜き去り、先行していた3頭に猛然と襲い掛かった。残り100mで先頭に立っていた勝ち馬に並びかける脚色も、斜行されて接触し外に外にと寄られる不利が続いた。3度程妨害され続けたゴール前も半馬身差まで詰めており、審議になる程の不利がなければ突き抜けていた印象が強かった。それでもラスト12.0-11.7-11.5秒と加速したラップを大外から追い上げた内容は十分に評価できる内容である。今後も安定した追走力と持続力とキレを備えた末脚で上位争いに期待できる。馬場悪化もマイナスにはならず超高速上りが回避されるローカルシリーズの適舞台で重賞2勝目が狙えるだろう。今後の動向に注目していきたい。
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